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ストレスの捉え方

ストレスの捉え方

メンタルヘルス問題に取り組むにあたって、
ストレスをどのようにとらえるかという点が非常に重要になってきます。
なぜなら、ただ単にストレスを無くせば解決できると考えていると大きな失敗につながる可能性があるからです。

さて、ストレスと聞くとどのような印象を持つでしょうか?
決していい印象を持つことはないと思います。
ストレスは、外部からの刺激を受けると、これまでの自分の状態との間に歪みを生じ、
この歪みに対処するときに発生します。

この刺激は、ストレッサーと呼ばれていますが、ストレッサーがすべて悪いのかというと、そうではないのです。
問題はストレッサーではなく、この歪みの大きさにあります。
当然、大きすぎれば、ストレスがかかり過ぎてしまい心身にダメージを受けてしまいます。
逆に、適切であれば、この歪みに対処することで、成長につなげることができるのです。

具体的な例をあげてみましょう。
『テストでいつも30点の子どもがいます。次のテストの点数の目標を決めてください。』
●95点   ●50点   ●30点   どれがいいでしょうか。
『95点』では、これまでの自分の状態との歪みが大きすぎて、
この歪みに対処できずに、ストレスが大きく、心身にダメージを受けるでしょう。
また、『30点』では、これまでの自分の状態との歪みがないので、
刺激を受けることがなくストレスになりませんが、現状維持でいいので成長することもありません。
『50点』だと、歪みがあり、ストレスを感じますが、歪みがそれほど大きくないので、
あと20点とるためには、何をやればいいのかという対処をすることで、成長につなげることができるのです。

これを仕事に置き換えてみましょう。
特に目標もなくやっていれば、成長することはありませんが、
目標が大きすぎると、「そんなの無理!」となってしまい、やる気が出ません。
それに対し、適切な目標を設定することができれば、仕事をがんばるための動機づけになるのです。
つまり、ストレスをなくせばいいのではなく、
その人が持っている能力を最大限発揮できるように、目標を適切に設定することこそが重要なのです。

メンタルヘルス問題において、ただ単にストレスを無くせばいいという考えだと、
仕事として成り立たなくなる可能性もあり、
さらに人として成長する機会を失うことにもつながりますので、よく考える必要があるのです。

ストレス問題の本質

ストレス問題の難しいところは、ストレスが主観的な存在であるという点です。
たとえば、
『退社時刻の17時直前に上司から急な仕事を頼まれ終わらせなければなりません。どう思いますか?』
●尊敬し目標としている上司から、「君にしかできない仕事なので、なんとかお願いします。」
と頼まれる場合と、
●あまり尊敬していない上司から、「今日中になんとか頼むね。」
と頼まれた場合で比較したとき、ストレスの感じ方はどうでしょうか?
どのような人から、どのような頼まれ方をしたか、また、頼まれた仕事の内容によってもストレスの感じ方は異なるでしょう。
さらに、17時以降の自分の予定によっても異なるでしょう。
『退社時刻の直前に仕事を頼まれた。』という事実は一つしかありません。
しかし、その事実に対する受け止め方は多数あり、その本人の受け止め方によって、ストレスの度合いも変わってきます。

つまり、ストレスは定量化することが極めて困難であり、その人の主観によって度合いが変化する存在なのです。
ですから、ストレス問題を根本的に解決していくには、
●ストレスを前向きにとらえられる人材を育成していく
ということが重要になります。
仕事において、ストレスはあって当たり前です。
問題はそのストレスに対する一人一人の受け止め方によるので、
ストレスを前向きにとらえられるように人材教育をしていくことが根本的なストレス問題の解決へとつながるのです。

ストレスを前向きにとらえる

では、ストレスを前向きにとらえられる人材とはどのような人でしょうか?
●どんなことが起きてもへこたれない精神を持っている人
こんな人は、なかなかいませんよね。
また、このような人は、ストレスを前向きにとらえられる人というより、むしろストレスに強い人といえるでしょう。

そうではなくて、ストレスを感じる出来事があったときに、プラスの方向にとらえる人を指します。
例えば、あなたは仕事でミスをしてしまって、上司から叱られました。このときどのようにとらえるでしょうか?
●仕事でミスをして叱られてしまってショックだ
●今後もまたミスをしないか不安だ
●上司は、私に期待をしてくれて、叱ってくれたのだから、がんばろう
●今回のミスを教訓にして、同じミスをしないように注意しよう
など、いろいろなとらえ方があるでしょう。
マイナスにとらえて、自信を無くしてしまう場合やプラスにとらえて、今後に活かせる場合があります。
どちらがいいでしょうか?
当然、プラスにとらえて、今後に活かせるようにした方がいいですよね。

このような人こそが、ストレスを前向きにとらえられる人材なのです。
物事をどのようにとらえるかは、その人のとらえ方の習慣によるので、
一度自分のとらえ方の習慣を意識してみてはいかがでしょうか。

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